平成24年度独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業 ◆被災したママパパを受け止める傾聴電話◆ 2012
実施のご報告 2011 年3 月11 日の東日本大震災と原発事故から2
年が経ちました。私たちは、昨年に引き続き、被災した子育て世代への支援として「子育て者のための傾聴電話ママパパライン」を被災地と全国で実施いたしました。宮城県仙台市の常設強化、福島県会津若松市での常設開始、全国の常設団体での電話開催に加え、岩手県盛岡市で2
月11 日から3 月11 日の1 ヵ月間の特設フリーダイヤルを開設し、1 年間に563
件のお母さん達の声を受け止めました。 子ども達の心の傷、家族の離散、被災者間の格差。長引く避難生活に疲れ、家族や夫婦がぶつかり、心の病に悩んでいる。被災した方も直接被災してはいない方も、仕事や暮らしが変化し、とまどいながら生活し子育てしている、その切実な声が届きました。2
年経ってやっと話せたつらい記憶や、地元では誰にも言えない本音、先の見えない不安などを悲しみや怒りとともに話す声に、訓練を受けた電話の受け手が精いっぱい寄り添い、耳を傾けました。話して受け止められていくうちに、泣き声が小さくなり、ラクになりましたと言う方も多く、気持ちに寄り添う傾聴の電話が、厳しい現実に立ち向かう力を取り戻す効果も改めて強く実感できました。 広報にご協力いただいた東北3
県の担当者の皆さま、仙台市、会津若松市、盛岡市で実施を支えてくださった協力者の皆さま、助成団体の皆さまに多大な感謝を申し上げるとともに、今後も引き続きこのニーズに応えて行くためのご支援をお願いいたします。
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ニュース ◆
被災したママパパを受け止める ◆ ◆ 傾聴電話事業2012
実施報告書◆ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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